SEO再強化ステップ7:
リブランディング序章へ向けて

むかしの恋人の中に、超イケてて超ヤバい、ズバ抜けた相手がいなかっただろうか。 短いあいだだったけれど、想い出が熱すぎて、未練がましいとわかってても忘れたくない。 しみったれてるとわかっててもヨリを戻したい。リブランディングとは、たとえばそんな感じだ。

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リブランディングとはなんだろう?

ここまでのステップで、
SEOを闘える心理的な準備は整ったはずです。
トンガリーナツキヌケーレの物語が、
浮上のための必須プロセスであることもおわかりいただけたでしょう。
サイト分割も、
いわばそのための手段。
いまやあらゆるサイトが、
トンガってツキヌケるレースを激しく展開した結果、
数年前だったら上位表示されていたあなたやわたしのページが、
相対的に弱くなって圏外追放されてしまいました。
たとえば当社は、
飲食店向けのオーダーエントリーシステムが好調で、
何年か前までは
  • 飲食店 + オーダーエントリー
  • オーダーエントリー + iPad
  • ポスレジ + 飲食店 + タブレット
といったキーワードで、
並みいる大手企業を抑え、
10位以内に複数ページをランクインさせていました。
それほどSEOに詳しかったわけでもなく、
ページ数も多くなく、
文章に凝ったわでもありません。
iPad対応が異常に早かったからですね。
問い合わせメールが続々と届いたわりに、
それを実売上に結びつけるまでのフローができてなかったので、
会社が大化けすることはありませんでしたが、
飲食店クラウド「ぷう太郎」は主力サービスに育ちました。
それから約5年、
ネットマーケティングをがんばらなくても引きあいが続いたおかげもあって、
すっかり感度が鈍ってしまったんですね。
SEOの事情も様変わりしました。
ついに、
サイトからの問い合わせが、
1年間ひとつもない体たらくな有様に堕ちたわけですが、
発憤材料となるにはじゅうぶんな屈辱。
まだ稼げるはずだこのブランドで──。
すでに構築されているけど鮮度の落ちてきたブランドを磨き直し、
もういちど蘇らせ、
いっそう愛されるブランドにすることをリブランディングといいます。
現役バリバリのブランドであっても、
市場の変化やライバル会社の登場で方向転換が必要となれば、
それもリブランディングです。
長年つきあった女と別れるようでもあり、
別れて何年もたってからヨリを戻すようでもあり、
未練がましいようでもあり、
潔く原点に戻っていくようでもあり、
いろんな気づきがあります。
企業規模にかかわらず、
個人事業主であっても、
ブランドは存在します。
社名や商品名を聞いただけで、
あるいはロゴを見ただけで、
商品やサービスの中味が思い浮かぶとしたらブランド。
その他おおぜいオンリーワンな自分

くっきりと分けるものであります。
トンガってツキヌケるために、
虚飾を排し、
よけいなものを削ぎ落とす。
Are you ready?
よみがえるための、
準備はいいですか?

ほんとうはSEOなんて気にしたくない

7段階もの長ったらしい道のりを踏んで、
いまさらこんなこと言うのも気が引けますが、
ほんとうはSEOなんてクソだと思いたい。
こんなチマチマした作業しなくても、
要は売れたらいい。
もしブランドが際立っていたら、
SEOなんて気にしなくても儲かります。
指名買いしていただけるのが最高ですから。
わたしの名前やあなたの名前、
商品名や社名、
検索ワードが固有名詞なら、
1位は確実に自分です。
ユニークな名前をつけることもブランディングのうちですが、
たとえまぎらわしい名前があったにしても、
余裕で1位は取れるでしょう。
快感です。
競争相手がいない状態は、
すこぶる快感。
クラスでいちばん可愛かった女の子から、
逆指名かかって独占できたときの気分です。
それがほんとうのあるべき姿なんだということを、
忘れないでいましょうね。
グーグル先生の顔色うかがいながら、
SEO、SEO、SEOって、
精神衛生上よろしくないですよ。
だから、
SEOの勉強をやりつつも、
いっぽうでブランディングをあきらめてほしくありません。
いちどでも手がかり足がかりがつかめたなら、
ゼッタイに離してほしくないし忘れてほしくない。
しみったれでもいいからしがみついてほしい。
わたしが
はやらせ太郎

しがみつくように、
あなたはあなた自身がつくったあなたのブランドに、
しがみついていてほしい。
やり方を変えたら再生できるんです。
ベビースターラーメンなんて、
いったいいつからベビースターラーメンで、
どんだけバリエーションがあって、
いつまでベビースターラーメンやねん?
って話ですよ。
ただぼんやりベビースターラーメンやってるわけじゃなく、
なんどもリブランディングしてきて蘇ってきていまがある。
再構築、再定義を、
くりかえしているからいまがある。
SEO再強化を、
リブランディングのために成し遂げよう。

アダ名をつけられましたか

子どものころのアダ名って、
おもしろいですよね。
ネットではハンドルネームとか自由につけられますけど、
子どものころのアダ名を大人になってもそのままハンドルネームにしてるとか。
自分や自分以外の誰かにアダ名をつけるってことが、
人生でいちばんはじめにするブランディングじゃないですかね。
アダ名はひとつとはかぎらず、
中には不愉快な呼ばれ方もあるけど、
小学校、中学校、高校‥‥と、
いろんな呼ばれ方をしてきてます。
アダ名を思い出して愛しむ気持ち。
もしあなたが一度も本名以外のビジネスネームを持ったことがないとしたら、
それ、
なんか残念だと思います。
名前で遊ぶって単純に楽しいから。
大人になると、
本名でしか呼ばれなくなることが圧倒的に増えますけど、
逆にヘンテコなアダ名でいまだに呼ばれてる大人がいたら、
愛されてるんやろうなぁ~と勝手に推測します。
愛着のある名前を無下に捨てたりせず、
SEO再強化の目的をリブランディングとしたいわけです。
そもそも何がしたくて生みだしたブランドだったか。
キーワードを選ぶにしても、
味気なくデータからだけ選ぶんじゃなしに、
ブランドにこめた想いと照らしあわせて選びたい。
クリック押させたら勝ち
なんていう、
薄っぺらい価値観じゃなしに、
ビジネスはファンづくり信者づくり。
好きになってもらいたいし、
ブランドを愛してもらいたいじゃないですか。
ランキングが上がってページビューが増えたとしても、
それが売上高というかたちでキャッシュインに結びつくかどうかは別問題であって、
ゆえに、
投下する労働量と収入とのバランス不均衡に胸を痛めるウェブ担当が続出します。
書けども書けどもランク上がらず。
──そんな痛々しい経験を、
誰しもいちどは越えてきたのではないでしょうか。
大手の末端ではたらく技術者ではなく、
小さくてもわれわれは独立した事業者です。
顔も名前もさらして商売やってる。
だから、
好きになってもらって報酬も払っていただきたい。
カベにぶちあたったときは、
人生を見直すチャンスだと考えます。
自分が愛したブランドにかげりが出たとしたら、
それは自分が否定されたのと同じこと。
全人格を背負って商売してます。
検索ランク下げられたら全人格を否定された気になるのは、
仕事にそれだけ魂がこもってる証拠ですから、
むしろ当然のことです。
ランクが乱高下するたびに、
心がザワついて葛藤が起こる。
グーグルなんかクソ死ねって思う。
その葛藤は、
わたしたちが他の誰かのお役に立てることを心の底から喜べる日まで続くでしょう。
人の喜びが自分の喜びとなって渾然一体。
そうなればもう、
誰かの役に立つに決まっている記事を楽しみながら書ける。
SEOにわずらわされない日々ですね。

SEO再強化ステップ6


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