SEO再強化ステップ6:
複数サイト天国と地獄

トンガってツキヌケるのがSEO必勝の鉄則なので、サイト統合か分割かで迷ったら原則分割。 絞って深めて専門性を高める道を選びましょう。 パワーサイト構築なんて、中小サイトの先鋭化ができるようになってからでもまにあいますよ。

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サイトを複数に分けるメリットとデメリット

テーマが絞り込まれていることによって
お客さんが探している情報を見つけやすくなることが、
サイトを複数に分ける最大のメリットです。
まず第一にエンドユーザー(お客さま)の目線に立って考えて、
あれもこれも載っていると、
それだけ心が迷うことになります。
中古自動車を探してサイトに来たのに、
あなたの会社が別事業で飲食店もやっているからという理由で、
パスタ屋さんの宣伝バナーが目に入ったらシラけるんです。
グーグル先生の目線でも同じで、
テーマから外れたコンテンツへの誘導はマイナス評価を受けます。
テーマを絞って専門特化型にしておくことで、
制作するほうの発信機能も強化されます。
何を伝えたいかがはっきりしただけで、
ライティングもはかどって効率が上がるんですね。
複数サイトで相互にリンクを張れば、
それぞれに被リンクが増えるので、
これもSEO的に有利にはたらきます。
(あくまで自然なリンクならばという前提ですヨ。)
が、
反面デメリットとして、
更新の手間が増え、
たいした額ではありませんがコストも増えます。
また、
運用中のサイトを分割すべきかどうかで迷っている方から、
こんな質問を受けたこともあります──
>サイトを分割すると、
>ひとつひとつのサイトのページ数が減ってしまうので、
>弱いほうのサイトがパワーダウンしてしまうのでは?


いうものです。
ジャンルA→
ジャンルB→
ジャンルC→
の割合で
月に10万アクセスあったとして、
ジャンルBを切り離したらどうなるか。
狙いは
6+3+1=10

7+4+2=13
のように、
それぞれ強化されるような結果です。
わたし自身の経験上も、
こういう好結果につながりやすいので、
あまり心配しなくてもよいのではと思います。
結論として、
サイト複数化には積極派です。
  • SEO的に有利で、
  • お客さんの利便性が上がり、
  • 制作者自身のアタマもすっきり

なんですから、
ぜひチャレンジしてみましょう。

天国と地獄はここで分かれる!

サイト分割パターンの典型例としては、
複数の商材を扱う会社が、
商材別に専門サイトに分けるとか。
ユニフォームや作業着を扱う会社が、
男性向けも女性向けも両方やってるからってことで、
ひとつのサイトでまぜこぜにしてたやつを、
サイト分割を機にブランドも整理してみたら、
5+5=10

10+10=20
以上になって
笑いが止まらないという事例もあります。
個人の趣味ブログにたとえるなら、
釣り競馬パチンコまぜこぜに書いてたやつを、
3つのサイトに分けるというものです。
シンプルでわかりやすいですね。
他店舗展開中の飲食店さん等が、
本部サイトと支店サイトに分けるのもわかりやすいです。
しかし、
シンプルでわかりやすいのがいいとはかぎらない。
さあここがアタマのひねりどころ。
悩みやお困りごとを切り口として、
ベネフィット起点の発想でサイトを分けることもできますよ。
無意識にプロダクトアウト型になりがちなアタマを、
マーケットイン型に切り替えるチャンスでもありますから、
おすすめしたのはこの斬り方なんです。
低俗なたとえになりますが、
先ほどのブログの例で、
釣り競馬パチンコまぜこぜのサイト分割しようと思うとき、
テーマを「釣り」「競馬」「パチンコ」に分けて、
それぞれ独立したサイトにするのがあたりまえだと思います。でも、
圧倒的にふつうで一般的です。
あなたが好きなものを、
好きなように書くというあなたの都合による視点ならこの分割基準しかないです。
ではこれを、
無理からこじつけでもいいんで、
ベネフィットを起点に
すなわちお客さまのお困りごと解消ファースト目線で、
これを組み替えてみるとどうなりますか。
  • 生活費を競馬でまかなっている退屈なニート層
  • 競馬も釣りもちょっとやってみたいけど勇気が出ないビギナー主婦層
  • 稼ぎたい系プロのパチンカー
とか、
どうでしょう?
それぞれに際だったペルソナ設定が可能で、
まんざらこじつけな感じでもなくなりましたよ。
釣りにしても競馬にしてもパチンコにしても、
あなたのもっているノウハウやエピソードは同じです。
割って3つにするのもいっしょ。
でも、しかし、
分割の切り口を変えたら、
集客効果もあなた自身のモチベーションも最終的な成果も、
まったくちがってくるということに気づいていただきたい。
ここで天国と地獄の差が生じる。
実はあなたには、
儲かってないけどの趣味もあるとします。
中途はんぱにしかやってないから、
第4のサイトとしてのことを書いてみる気にはなりませんでした。
だから、
「釣り」「競馬」「パチンコ」でサイトを分割していたら、
「株」についてのあなたの体験はオクラ入りしてたわけです。
ところがどうでしょうか。
「こづかい稼ぎニート」「ビギナー主婦」「稼ぎたい系プロ」という切り口で、
サイトを分割したとしたら、
「株」についての中途はんぱな経験や知識が活きてくる。
これから始めようかなと思っただけの「ポーカー」でさえ、
速攻でネタ化できることもわかりますね。
あっちから見るか、
こっちから見るか、
それだけのちがいなんですけど、
思考をお困りごとファーストベネフィット起点に切り替えると天国に行けるんですね。

サイトのパワーダウン回避のために

ここまで述べたとおり、
新しいジャンルのコンテンツをこれから増やそうという方であれば、
新規のドメインを取得して新規のサイトを立ち上げるほうをオススメします。
>中古ドメインを買ったほうがSEO的には‥‥
とか、
そういうのはおすすめしておりません。
いちいち迷うポイントが増えて意思決定が遅れるし、
こざかしい策を弄すれば本筋を見失いがちだからです。
いま現在、
アクセスも集客も思わしくなく、
これから攻めていきたいということなら、
細かいことは気にしないほうがいいです。
失うものがないなら即行動、
原稿書いてページ数を増やすことに時間をまわしたほうがいい。
日々刻々、
収益の発生するサイトをお持ちで、
たとえ一時的でもアクセスが落ちたら損失が発生すうようなケースでは、
何事も慎重に進める必要がありますね。
ここから以下は、
すでに複数ジャンルが混在するサイトを運営中で、
サイトのパワーダウンがご心配の方に、
注意すべきポイントをひとつだけお知らせしておきます。
サイトを分けてもいままでのSEO資産を失わないための必須知識として、
301リダイレクト

最低でも知っておいてください。
(まことにすんませんが、
それがどんなもんかっていう詳しい解説は、
みなさんのほうで別途ググッて調べてください。)

投稿してから一定時間が経過し、
なんかの検索で引っかかるページっていうのは、
グーグル先生にすでに認められて一定の評価を受けたページですから、
サイト分割でこのページが他のドメインに移転してしまうと、
グーグル先生にとっては消息不明と同じことになります。
またイチから評価してもらわないといけませんし、
もっと怖いのは、
移転前のサイトに同じページを残したままで新サイトを開設してしまい、
重複コンテンツとしてペナルティを受ける恐れもあります。
それが、
この「301リダイレクト」処理をしておきますと、
元のサイトから移転先サイトへ、
単に物理的にアクセスが転送されるだけでなく、
グーグル先生の評価まで引き継げるっていうことなんです。
不正コピーとの区別さえちゃんとつけば、
そのくらいの便宜はグーグル先生のほうでもはかっていただけるわけなんです。
ドメインだけじゃなしに、
ファイル名やフォルダ名を変更した際にも「301リダイレクト」は有効ですから、
サイト構造を変更するときにも必須になります。
.htaccess
っていうテキストファイルをチャカっと数行編集するだけですんで、
ググッていただければすぐわかりますんで。
健闘を祈ります!

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