SEO再強化ステップ5:
トンガリーナとツキヌケーレの恋物語

あれもこれもできますと、なぜか言ってしまうんですよねぇ~。売れてない人ほど。 もっといけないのは「なんでもできますよ」ってやつ。これ、ゼッタイやめたほうがいいです。 「あなたは何屋さんなの?」って質問に、即答できるようになりましょう。

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トンガリーナの物語

SEOはキーワードが大事!
──はいはい、
そんなん聞き飽きましたよね。
SEOっていうのは陣取りゲームみたいなもんで、
10位まででゴールしたら入賞でメダルがもらえる。
すでに領土をがっちり押さえてしまった競合他社がいっぱいいるところはダメで、
まだ誰も登っていない山なら、
あなたがいちばんになれる確率は高い。
わかりきったことです。
でも実はこれ、
インターネット上のSEOにかぎった話じゃないってことに、
気づいてますか。
ホームページつくってページを増やして、
キーワードを整理してリンクをもらって‥‥っていうのは、
テクニカルな話なんですが、
それと経営戦略をごっちゃにしてはいけません。
テクニックはテクニック、
本質は別のところにあります。
商品がショボかったら、
アクセスを増やして販売を伸ばしても、
まわりまわって企業イメージが悪化するので、
たいしてお金は残らない。
そういうの、
骨折り損のくたびれもうけ
っていうんですからね。
基本に戻って、
経営指針書をつくりなおすくらいの洗い直しが必要だと考えたほうがよろしいです。
‥‥ってことなると当社では、
人間活動事業部のほうに管轄が移ってしまうんですけども、
どんなに短く端折っても次の2つの作業は必須ですので、
早めにやっておいてください。

先を焦ってここを飛ばすから、
あとで糸の切れたタコみたいに、
無限に広いネットの闇夜をいつまでも迷いさまようことになってしまうんです。
中小企業家同友会の経営指針成文化セミナーでは、
たびたび
>あなたは何屋さんですか?

きかれます。
自分のやっている仕事をひとことでスパッと言えるか、
問いただされるわけです。
5年、10年と会社経営やってきていても、
ここで答えられなくてフリーズする社長が多いです。
自分のやっている仕事の分野ことを、
事業ドメイン

いったりします。
ドメインとは領域のことですが、
自社の事業領域を定義することができない社長が半分以上いるんです。
焼き鳥屋だといってしまえば確かにそうなんだけれども、
それ以上でもそれ以下でもなく、
正真正銘の焼き鳥屋で完結なのか?
ほんとうにそれだけなのか?
‥‥?
あなたの町に焼き鳥屋が1軒しかなくて、
ご近所さんに愛されていつも満席で、
つぶれそうになかったら別にそれでもいいんですけど。
インターネット上では立地とか関係ないんで、
競争相手は全国区。
焼き鳥屋というだけでは撃沈されてしまうわけです。
ネットの頭で「ドメイン」ときけば、
「‥‥.com」(ドットコム)とか、「‥‥.co.jp」が浮かびますね。
領地領土という意味なんですよ。
ウェブサイトを開設して運用していくってことは、
そこの領地を治めていくってことで、
まさに陣取りゲームをやってるんです。
「ゲーム」という言い方が生ぬるければ、
血で血を洗う縄張り争いをやっている。
そういう意識が必要です。
いくらあなたが平和主義でも、
攻めてくる相手がケンカっ早かったら、
ナイフで刺されたり銃弾ブチこまれたりします。
コンテンツ丸ごとごっそりパクられたり、
不正リンクを張りまくられてペナルティー食らうようにしむけられたり、
仁義なき戦いに巻きこまれるんです。
しかも相手は覆面マスクで顔も名前もわからない。
まえにキュレーションサイトをめぐる憂うつのこと書きましたけど、
上場企業だって公然と不適切行為をくりひろげている戦場です。
汚いもきれいもなく、
そんなんあたりまえの世界なんで、
きれいごとだけじゃ済まないってことを覚悟してください。
経営指針書はSEOにも効く
したがって、
具体的で実践的なツールとして、
「経営指針成文化と実践の手引き」(企業家同友会全国協議会)

添付されているシート集が使える。
取り急ぎやっておくといいのは
  • 10年ビジョン検討シート
  • 外部環境分析シート
  • 自社事業分析シート
  • SWOT分析

──以上の4つ。
脳ミソが汗かくくらい必死こいて考えないといけませんが、
す、べ、て、
SEO対策に直結で効くんです。
ほんで、
最後に総括として
  • 経営方針検討シート

気持ちよくまとめられたら、
勝てる相撲がとれるんちゃいますか。

ツキヌケーレの物語

ランチェスターの法則とか、
学ぶといいですね。
本もいっぱい出てますしね。
弱者必勝の論理っていうくらいですし、
SEOは陣取り合戦
という認識が深まる。
小手先のテクニックだけでは、
どうにもならないこともわかってきます。
さ、
いよいよ運命の分岐点がやってきました。
わかっちゃいるけどどうにもならないのが、
ここから先なんです。
わが軍は、
兵力において圧倒的に敵に差をつけられている。
勝機は、
トンガリーナの一点突破にあります。
あれもこれもと決して欲張らず、
いっこに絞れってことなんです。
経営理念まで立ち返って、
10年ビジョンを整理し、
自社事業を定義できるくらいになってくると、
キーワードが見えているはずです。
行き当たりばったりのコトバあそびじゃなく、
ストーリーのあるキーワードです。
そんじょそこらのブロガー小僧といっしょじゃあかんわけで、
人生哲学とも経営理念ともシンクロして筋を通したほうがいいです。
ながーい旅になるんですから。
>うちは焼き鳥屋だ

済ませてしまった瞬間、
あなたの店はネットから抹消されます。
どんなにおいしくても、
どこにも浮かび上がれないゾンビ店になってしまう。
が、
>全品280円均一の焼き鳥屋

ひとつトンガるだけで、
突破口が開くこともあるわけです。
キーワードはキーコンセプトから生まれるんで、
「280円均一」が何を意味するか、
コンセプトでどうにでも変わるんで、
だから経営の土台までさかのぼることが必要になるんですね。
ただの安売りじゃいけないわけで。
お客さんに何を味わってもらいたいか、
みたいなところののコンセプトがいちばん大切。
>ワインに合う焼き鳥
って、
最初に聞いたときは「へぇ?」って感じでしたけど、
いちど食べて経験してみると、
ぜんぜん違和感なくてふつう。
つまり、
トンガり方が中途はんぱ。
じゃあ、
>いちごみるくに合う焼き鳥
とか、
それでも足りなきゃ
>マンゴーミルクシェイクがばっちり合う
まで、
なんでやねん!?の世界なのはわかってますけど、
それがあなたの大発見で、
ほんとうにおいしかったらツキヌケられるわけで。
>オレは焼き鳥を売りたいんであって、
>マンゴーミルクシェイクなんか興味ねぇわ

ってことでしょうけど、
そんなことは百も承知ですやん。
マンゴーミルクシェイクはフック。
お客さんの興味をチョイと引っかけるための撒き餌ですやん。
狙いのビッグキーワードでは浮かび上がれないとき、
2つか3つの複合キーワードで網を張ることになります。
キーワードプランナー的な数々のツールを使えば、
世間の人がビッグワードとセットで検索する隣接キーワードを探すこともできます。
市場を知り、己を知れば、百戦殆うからず。
どちらか片方じゃいけないんで、
あっちからとこっちから挟み打ちのせめぎあいで、
ことば探しの旅に出ましょう。

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