SEO再強化ステップ3:
記事量産ライティングは修行である

ある時期、ライティングは修行となります。 虚無の境地で、ただ分量をかせぐためにひたすら書く。 苦痛をともなう「かさ増し」だけのためのライティング‥‥。 なんかおかしいと思いつつも避けられない。さて、どう向きあいましょうか。

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良質な記事を量産せよという過酷な課題について

>ホームページのアクセスを増やすために
>SEOで検索順位を上げたいなら、
>とにかくいっぱい記事を書きなさい!

と、
そんなふうに言われたことがありますよね。
>ひたすら書きなさい!
と。
わたしもSEOの先生から、
そんな指示を出され、
どうしようもなくうんざりしたことがあります。
ページ数が少なくても、
上位表示を狙うことは可能なのですが、
めちゃめちゃマニアックにトンガっているとか、
もしくは、
複数サイトを作ってバックリンクを張るといった、
ブラックまがいのテクニックが前提になっていたりします。
ま、
なので一般論としては、
相当数の記事を書いて、
サイト全体として文字量がいっぱいある状態をつくらないと、
グーグル先生の目にとまらないことになります。
記事が20~30しかない薄っぺらいサイトに、
ユーザーが求めている疑問の答があるはずがないと見なされる。
>やる気ないのね
って
見捨てられてもしょうがないわけですね。
そうはいってもですね、
>最低でも30、
>できれば100記事以上を目標に書きまくってください。

なんていうことになると、
そんないっぺんにネタが見つかるわけでもなし、
非常に複雑な気分になるのは確かです。
さあ‥‥
どうしたもんか‥‥
っていうのがこの章のテーマですね。

「書きたいものを書く」でいいのか

ベテランのブロガーさんたちは、
きっとこう言うでしょう。
>自分が楽しんで書けるものじゃないと続きませんヨ。
>ふだんの生活の中で感じたことを、
>そのまま正直に楽しみながら書いたらいいんですヨ。

とかなんとか。
ま、
そうかもしれませんね。
原則論からいうとですね、
ただ記事を量産するだけでは不十分で、
それぞれの記事は良質であるべきで、
つまり読み手にとって役に立つものでなくてはならず、
かつ、
サイト内の記事はサイト全体のテーマに沿ってないといけないのですヨ、

と。
つまり、
「量」と「質」を両立せよ
という
ミッションを背負わされてしまうわけです。
──ムチャや!
サイト開設前後の、
他にもいろいろ準備することが山積のタイミングで、
このミッションはなかなかキツいもんがあります。
無茶なんです。
なので、
クラウドソーシングで外注ライターさんを探して、
とりあえず量を稼いでしまおうという発想にもなるわけですね。
>どうせはじめから上手な文章なんて書けないんだし、
>要するに「かさ増し」のための分量稼ぎなんだから、
>安い外注に頼んじゃえばいいじゃん。

──てこと。
外注どころか、
いまは自動的にホイホイと記事を作成してくれるアプリがあるという、
便利な時代になったもんです。
外注の是非、
「質」をあるていど犠牲にしてでも「量」をかせぐ「かさ増し」ライティングが、
ほんとうに必要なのかどうか。
実はそれ、
目的によりけりなんですね。
受注や売上のアップを狙ってSEOが絶対だというのが至上命題なら、
グーグル先生を怒らせない範囲で、
手段を選ばず打てる手をすべて打ったらいいと思います。
収入に直結していてサイトの存続がかかっているなら、
結果として数字を残さないと終わりなわけですから。
そうじゃなしに、
文章を書くのが好きで、
何か伝えたいメッセージがあるとか、
自己実現が目的で、
そんなに急ぐ必要のないSEOなら、
書きたいことを書きたいように書くのもよいでしょう。
目的がブレるのがいちばんいけません。
ほんとにまぁ近ごろは、
企業のウェブマーケティング部門の奮闘もさることながら、
フリーランスのブロガーとかアフィリエイターと呼ばれる人たちの台頭で、
「質」と「量」の両面で研ぎ澄まされたサイトが増えてます。
>まずは100記事
とは、
よくいわれることですが、
これが数年後には、
>最低300記事ないと話になりません
‥‥なんて、
もはや個人芸の域を逸脱してしまってるかもしれませんね。

ライティングは修行です

大きすぎる課題に直面したとき、
アタマを空っぽにしてひたすら同じ動作をくりかえしているうちに、
心が晴れてくるということがあります。
一種の瞑想効果ですね。
野球選手なら1000本ノックとか素振りとか、
主婦ならひたすら雑巾がけとか洗濯とか。
スピーチでもテレアポでもナンパでも、
ただひたすらくりかえす。
「量稽古」(りょうげいこ)という言葉があります。
数さえこなせば何でもいいって意味じゃありませんが、
くりかえし、くりかえし、くりかえし、
ひたすら試行錯誤の経験量を積むことで、
からだに覚えこませるようにしていたら、
いつしかコツがつかめ、
あるとき急に吹っ切れたように技が身につく。
できることならもちろん、
「質」も意識しながら「量」を積むのがいいです。
けれど、
はじめは何が良くて何が良くないかもわからないわけですから、
「質」に意識を奪われて筆が止まってしまうことになりかねません。
へたでもいい、
笑われてもいい、
自分磨きと割り切って100記事以上は書いてみましょう。
ついでに恥も100回かきましょう。
(恥をかくの「かく」は漢字で書くと「掻く」なんですね。
余談ですけど文字数かせぎで。)
100の壁がはじめに越せないようでは、
どうせこの先SEOの激戦は勝ち抜けないわけですから、
これは修行なんだと決めこんで、
無念無我の境地でひたすら書いてください。
実はこのサイトのモノ好きブログコーナーは、
お気楽に書くことを優先したわたしの量稽古。
ひとつひとつの投稿にはたいしたメッセージがこもってなくて、
スピーディーにいっぱい書くだけの修行ですね。
10、20と書いているうちにやっぱりコツもつかめてくるし、
速く書けるようになってきて、
なんだか上達してきた気がしてくる。
これが意外とうれしくて、
長続きの秘訣だったりするわけですよ。
じゃ、
どんなコツがつかめたか。

ページ量産とスピードアップのコツ

細かいことにこだわってるとブレーキがかかってダメですが、
特にいけないのは完ぺき主義。
きちんとやらないと気がすまないっていう、
自意識過剰な状態ですね。
自分の作文を読み返すたびごとに、
どっか引っかかって、
あっちを直してこっちを直して‥‥。
ほどほどなちゃらんぽらんさ、
ええかげんさって必要ですよ。
ふだん誰かと会話してるみたいな話し言葉といっしょで、
出しっぱなしな感じで突き放してしまう。
そうじゃないと、
読んでるほうもしんどいはず。
あまり読みかえすこともせず、
あいまいさも許容する。
匿名記事ならともかく、
わたしの場合は実名で顔も出してますから、
ほどほどなところで妥協するっていうのはかなり抵抗あるんですが、
そこは修行ですから。
ひとつひとつの記事に気合いをこめる魂ライティングとは別物の、
無責任なたれ流しモード‥‥みたいな。
分量の「かさ増し」だけが目的なんだと思うと悲しくなりますから、
ライティングを楽しむトレーニングでもあるんだと自己暗示かけたりとか。
わたしは、
自分のライティング量はかなり多いほうだと思ってたんですが、
あるときSEOの先生に
>1日に2~3記事は平気で書けるようになってくださいよ

シラっと言われて赤面しました。
>2000~3000文字のページなら、
>小1時間で書き上げる訓練してください。

って。
現実にそのスピード感でやってみると、
つまらないとらわれが削ぎ落とされます。
とらわれてたらスピードが上がらないから。
心理面で抵抗感が取れると、
しゃべるのと同じくらいの速さで文字が浮かんできて、
弾丸タイピングで超速仕上げってこともできるようになります。
画像の処理も速くなる。
自分で取った写真をサッと取り込んでトリミングして貼っつける作業も速くなりますし、
「ぱくたそ」さんとか「イラストAC」さんとか、
無料の素材サイトで適当なやつをチャカッと見つけてサクッとダウンロードしてペタッっていう、
一連の作業が何倍も速くなる。
数をこなすことの意味はこういうところにあるわけですね。
>みんな「ぱくたそ」使ってるからイヤなんだヨなぁ~。
>どっかで見たことあるモデルばっかだしさぁ、
>オレはオリジナリティを大事にしたいんだからサぁ~

とか、
つまらないとらわれの典型です。
あくまで、
検索でここにたどりついたユーザーの目線で考えると答は明快。
アーチストとしてのあなたが何を伝えたいかなんて、
解決策を求めて検索してきた人にとっては二の次なんです。
小説を読みたい気分で来てるわけでもなくって、
一刻も早く解決策を見つけたいだけなんで、
多少の誤字脱字も気にせずそのまま出してしまってもいいくらいなんです。
語尾の言いまわしが気にかかるとか、
漢字とひらがなの混じり具体が自分と微妙にちがうとか。
読んでる人がそういうとこ気にしてないなら、
そこはやっぱりたいした問題じゃないです。
気持ちよく外注さんに委託できるかどうかっていうのも、
このあたりのとらわれと関係してますよね。
記事は、
丸一日かけてもひとつも書けないこともあれば、
1時間で仕上げることもある。
外注を活用するにしても、
とらわれから自由になれるまでは、
自分でやってみといたほうがゼッタイいいです。
記事の量産は悟りを開くためにやるもんだったんですね。
誰かのお役に立てる存在であることを真に喜べる日まで、
修行は続くでしょう。
ほんとうに良質な記事が自然に書けるようになったら、
そこで初めて、
むかしの古い自分が書いたゴミくず原稿は捨てたらいいんじゃないでしょうか。

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