伝える努力は言葉から──やさしい日本語って?

あなたはふだん「ことばのちから」を意識していますか。 モノを売るにしてもなんにしても、接客業じゃないにしても、です。 ネットで情報発信をしていくにあたって避けて通れない課題です。 ここでは特に「書きことば」について考えてみましょう。

illustration by: mokojo via Illust AC

伝わりやすさを意識することから

さて、
日本語の使い方のお勉強です。
w(゚o゚)w!
当社には
やさしい日本語表記ガイドライン

いう文書があります。
じょうずに表現すること

ちゃんと伝えること

テーマにして、
いろんな課題と向きあっていくうちに、
わかってきたことがあるんです。
やっぱり
はじめの一歩は、
ことば
よね、
っていう結論。
ことば = 言葉 = コトバ

どんなふうに使えばいいのっていうテーマです。
それは必ずしも
正しい日本語

こだわろうという話ではありません。
たとえばこんな顔文字ってやつ──
(*^_^*)
 ̄O ̄)ノ
(≡^∇^≡)
L(・o・)」

──わたしもしょっちゅう使ってますが、
こんなもん、
日本語として正しいとかまちがってるとか、
そういう次元ではありませんよね。

漢字が多すぎると読んでもらえません

たとえばあなたは
ありがとうございます
を、
どう書きますか?
有り難う御座います
ですか(ё_ё)?
手紙なのかメールなのか、
仕事なのかプライベートなのか、
もちろんTPOによって変わるんでしょうけど、
よっぽど漢字が好きな人ならこんなふうに書くのかもしれません。
ありがとう

在り難う
と書く人もいる。
「有り難う」と書くより言葉の本来の意味に近い気がするってことで、
そう書くと決めているのだとか。
おめでとう

御目出度う

書く人はめったに見かけませんが、
まちがいではないにしても、
伝わりにくいですよね。
漢字を使うか、ひらがなか、カタカナか、
あるいはアルファベットで表記するか。
デジタル特有な話でいうと、
全角半角の使い分けとか。
当社の
やさしい日本語表記ガイドライン
っていうのは要するに、
そういうところをきっちり意識しましょうよっていう話です。
無知でアホなだけの誤りは論外としても、
正しいとか正しくないとかの視点は二の次なのです。
読んでいただきやすい、
伝わりやすい文字の使い方ってどんなもんか
っていうのを、
自社でまとめる努力をしているんです。
わたしは自分の仕事として、
ホームページをつくらせていただいたり、
プレゼン資料や経営指針書づくりのお手伝いをさせていただいている。
ことば = 言葉 = コトバ
は、
大切に気持ちよく使いたい。
ガイドラインではまず、
ひらがなを多く使うこと

推奨しています。
特に、
パソコンやスマホの画面で見られることが前提の
ウェブ上の文章では、
紙の書類に比べてひらがなの率を高くします。
改行を多くしたり行間を広げたりして
隙間=スキマ
を増やすことも推奨します。
いまあなたがお読みになっているこの文章なんて、
その典型ですね。
スキマだらけL(・o・)」
でしょ?
漢字で書いてもいいんだけど、
なるべくひらがなに置き換えることにしている具体的な例を
以下に並べてみます。
有難う ありがとう
御座います ございます
出来る できる
頂きます いただきます
下さい ください
わたし
明日 あした
違う ちがう
致します いたします
全部 ぜんぶ
結局 けっきょく
色々 いろいろ
お客様 お客さま
頑張る がんばる
昨日 きのう
皆様 みなさま
仕組み しくみ
居る いる
一言 ひとこと
繰り返す くりかえす
こと
従って したがって
一番 いちばん
今まで いままで
仕方 しかた
一応 いちおう
その通り そのとおり
片付ける かたづける
一切 いっさい
早速 さっそく
──ほんの一例ですがいかがでしょう。
>あ、わかるわかる!
と、
同意してもらえるものもあるでしょうけど、
>え、なんで?
のほうが
きっと多いでしょうね。
まちがいは、
間違いって書いても同じマチガイですが、
これらの置き換えは、
どれもまちがってはいませんので、
必要ないといえば必要ないんです。
これはあくまで
ガイドライン
であって
ルールではありません。
ウチの社内では強制力がありますが、
お客さまにまで押しつけたりしません。
漢字の使用率が高いほうが、
威厳が出てオーソリティな雰囲気も上がるっていうんだったら、
やみくもにひらがな増やすことない。
強く言いたいのは、
一字一句にいたるまで気を抜かず、
ことばや文字の使い方をしっかり意識しましょうっていうこと。
一語入魂
ですよね。

点と線にもこだわってます

ついでに、
「点と線」について
最後につけくわえておきます。
松本清張の小説ではありません(ё_ё)
「‥‥」「──」です。
句読点というか、
約物(やくもの)の一種です。
正しくは、
「…」とか「‥」をリーダー、
「-」「--」をダッシュとかダーシと呼びます。
正しいとか正しくないとか、
そういうことには関係なく、
当社ではとにかく全角2つ分を使う。
理由は?
全角1個分の幅じゃ狭苦しいからですね。
自分が表現したいだけの「間合い」が、
伝わらないと感じるからです。
>わー!

て書くより
>わ~~っ!!

て書くほうが
長く叫んでいる様子が伝わりますよね。
どっちがよりいっそうびっくりしてるか、
いろんな書き方を試してみて
しっくりくる書き方を選ぶわけですよね。
それと同じことです。
正しい文法ε=( ̄。 ̄;)
より
」 こっちのほうが気持ちいいからそうしてます...... ( 〃..)ノ
ことばのちから

意識することから始めましょうっていうお話でした。