日本巌窟王 - 草刈正雄26歳!復讐時代劇の最高傑作

1979年、NHKで放送されてから35年後に初DVD化。 2万円近くしたけど迷わす購入。主役は当時26歳の草刈正雄。 2016年の大河ドラマ「真田丸」にキャスティングされたことで、人気再燃を見越したDVD化か。 おかげで高校時代に超ハマったドラマと再会できた感激!

16歳の想い出が熱い

これは、
なかなかマニアックな買い物をしてしまいましたぞ。
年代が年代だけに、
これ知ってて共感してくれる人はほとんどいないのではないかな?
1979年、
NHKで放送された傑作時代劇「日本巌窟王」
当時、
はやらせ太郎少年16歳、高校1年生。
めっぽうおもしろかった記憶がキョーレツに残っているこの時代劇、
キャストは草刈正雄、三林京子、林与一、
浜木綿子、三木のり平、片平なぎさ、志垣太郎‥‥ほか。
いまの若い子にも名前が知られているとすれば、
うーん‥‥片平なぎささん?
とか志垣太郎さん?
よくわかりませんが、
やっぱり草刈正雄はたいしたもん。
しばらくテレビで見ない時期が長かったような気がするけど、
2016年の大河ドラマ「真田丸」で人気再燃。
わたしも第一話から欠かさず見てましたが、
さすが三谷幸喜
最後の最後まで息もつかさぬ展開でしたな。
大河でのその人気再燃を見越してなのかどうなのか、
放送から35年もたってからようやくDVD化されていたということで、
2万円近くしましたが迷わず買ってしまいました。
(実はこの30年以上のあいだ、
DVDが出てないかなと思って何度か思い出しては検索してたんですが。)

さあ、
どんなシーンをどれだけ覚えているか、
もう楽しみで楽しみでワクワクしっぱなしでしたけど、
なんせ全23話、
何話もいっぺんに見てしまうのももったいないし、
かといって見はじめたらブレーキきかないし、
どうやったらじっくり楽しめるかって真剣に悩んだくらいでしたね。

ぶっちぎりの記憶は志垣太郎さん

浜木綿子さんも片平なぎささんも超かわいいです

思春期の感傷に浸りながら、
チビチビ晩酌しながらチビチビ楽しむ巌窟王。
いやぁ~最高でしたで!
じわりじわりと復讐を遂げていくっていう大筋以外、
ストーリーはほとんど覚えてないし、
けっきょく最後は悲願成就したんだったかどうだったか、
そんなことさえ忘れているし、
要するに、
めちゃめちゃおもしろかったということ以外、
ほとんど何も覚えてなかったわけなんですけども、
ひとつだけ鮮明に覚えていてもう1回ちゃんと見たかったシーンがありまして、
それは、
志垣太郎さん演じる天草右京と町奴の喧嘩の下り。
>オレは強いぜ
とかなんとか
チョー粋がって啖呵を切るところ、
なんせ腕っぷしが強くて男前な天草右京のナルシストぶりがおかしくて当時爆笑。
40年近くたってからあらためて見返してもやっぱり爆笑。
その痛快さが再確認できただけでも至福でしたけど、
死に際のシーンも見ているうちに蘇ってきて、
どうやら当時高校生のわたしはこの若侍に夢中だったようなんですなぁ。

いまなら放送禁止か?エグすぎる勧善懲悪ぶり

自分を無実の罪で獄門に追いやった憎き復讐の相手を、
ひとりひとり順番に血祭りにあげていくという、
ストーリーは単純で明快な勧善懲悪もの。
超イケメンでさわやかな26歳の草刈正雄だから許されるものの、
脅かし方や殺し方はまるで中村主水の「必殺」シリーズを意識したかのようなエグさ。
いまこれを地上波で放送したら、
きっとクレームの嵐になるでしょうねぇ‥‥
まして公共のNHKですからね。
原作は
アレクサンドル・デュマ・ペールの小説「モンテ・クリスト伯」
っていわれてもわからんかったんですが、
「がんくつおう」っていう本は小学校の図書館にもあったし、
ストーリーも読んで知ってました。
日本で最初に「巌窟王」という題名で「モンテ・クリスト伯」を翻訳したのは、
黒岩涙香(くろいわるいこう)っていう人で明治時代のこと。
(正確には「史外史伝巌窟王」といったらしい。)
子どもながらにも腹の立つ、
けしからん話だったことを覚えているし、
陽の当たらない孤島の牢獄の恐ろしさを想像したりしてました。

うん?巌窟王と五目並べの意外な関係って?

ファミコンとかが登場するより前の世代なら、
誰でもやったことのある原始的知能ゲームの「五目並べ」
頭の体操になるし、
小学生のころから好きでしたけどね、
いまの子はやらないみたいですけども。
競技としての「五目並べ」「連珠(れんじゅ)」といい、
日本連珠社っていう公益社団法人によってルールが整備され、
世界大会も開かれてます。
と、
いうようなことを、
なんでここで言い出したかといいますと、
葵月之介が牢獄の中で玄達坊主とヒマつぶしに五目並べしてたから‥‥
な、ワケはありません。
「巌窟王」を翻訳した黒岩涙香が五目並べの名人で、
「連珠」(古くは「聯珠」)と命名した人でもあるからなんです。
平安時代にはすでにあったとされる五目並べですが、
黒岩涙香がルールを整備するまでは禁手もなく、
先手が必ず勝ってしまうということがわかってしまいます。
よっぽど五目並べが好きだったんでしょうか、
黒岩涙香さんって、
かなり酔狂でおもしろい人だったようなんですが、
先手必勝の競技じゃつまらないからってことでルールを手直しし、
高山互楽と名乗って自分が初代名人になっちゃってます。
と、
いうようなことをウィキペディアで調べるまでもなく、
なんでわたしが知っていたかといいますと、
むかし「パペポ」上岡龍太郎さんが言っていたことを、
熱心なパペポ信者のわたしはいまでもリピート再生して聞いているからです。
じゃあどうして上岡龍太郎さんが、
黒岩涙香巌窟王連珠の関係をごぞんじだったのか。
さあ‥‥、
そこまではわかりませんが、
さすが上岡師匠、博学やなぁと感心するばかりです。
ずいぶん話が横道にそれましたが、
「日本巌窟王」「パペポ」の想い出について(?)、
熱く語らせてもらいましたー(≡^∇^≡)