ケンタッキーフライドチキン - いつまでも中毒だ

55にもなるええ歳のオッサンが、ここでフライドチキンを熱く語ることにどれだけの意味があるのか。──きっと何もないだろう。しかし、おなじみカーネルサンダースおじさんがKFCを立ち上げたのは、彼が65歳のときだったことを、あなたは知っていましたか。

65歳でつかんだ爆発的な成功


このおじさんに人間的な興味を抱いてしまうのは、
サンダース人形の朗らかな笑顔から想像する温厚な人格とはだいぶちがって、
実は
短気で怒りっぽい職人気質の純心なオヤジだった
という点です。
製法を守らない従業員は容赦なくステッキで叩いてたっていうんですから、
いまのご時世なら確実にパワハラで訴えられてたでしょうね。
愛人も囲ってたくらいですから、
なかなかスケベエなところも好感度アップです。
お金もほしいし女もほしい。
品質管理には徹底的にこだわるが、
いまいち面倒なことは苦手で、
経営が軌道に乗り始めると会社を売っ払ってしまい、
売ったはいいけど売った先の商売のやり方がどうも気に入らないので、
訴訟合戦で裁判でもめたりとか。
一本気で風流なオッサンです。
おじさんは65歳で爆発的に成功しますけど、
それまでもいくつかの商売でじゅうぶん成功してます。
あきんどとしての才覚は突き抜けていたわけで、
ころんでもただでは起きないトライアンドエラーのくりかえし。
フランチャイズ契約を取るためにクルマでひとりで全米をまわり、
1009回も断られたという話はウソかほんまかわかりませんが、
ほんとうだとしたらそれを数えてたのは本人でしょうから、
1000回以上きっちり数えるマメさがグレイトですし、
あとでネタにするためにわざわざ数えたに決まってますから、
目立ちたがりなおじさんらしい商魂のたくましさがワンダフルです。
サンダースおじさんの本名は、
ハーランド・デーヴィッド・サンダース
(Harland David Sanders/1890年9月9日~1980年12月16日)
といいまして、
「カーネル」っていうのは名前じゃありません。
英語で「大佐」っていう意味ですが、
日本でいうところの「名誉市民」みたいなもんで、
ケンタッキー州に貢献した人に与えられる名誉称号「ケンタッキー・カーネル」にちなむ、
おじさんの愛称です。
じゃあそんな名誉市民に選ばれるほど、
どんな貢献をしたのかっていうと、
「サンダース・カフェ」っていうお店の料理がおいしかったから。
なんやそれ?
おじさんが40歳のときに開業したカフェで出してたフライドチキンなどの料理が、
街中のレストランを圧倒するほどのレベルだったので、
「州の料理に貢献した」という理由で名誉大佐の称号を受けたとか。
これが後のKFCにつながるわけですけども、
1935年で45歳‥‥ってことは開業して5年ですね。
フライドチキンがおいしいっていうだけで名誉市民だなんて、
どんだけ料理が得意だったんかっていう話ですけども、
実はそのときの本業はカフェではなくてガソリンスタンドでした。
なんやそれ?
ガソリンスタンドの中に、
9席ぽっちの小っこいカフェをつくってたんですけど、
いわば副業のお店が大評判になってケンタッキー州から表彰されたという話。
そのあと、
モーテルの事業もはじめますが、
火事で燃えてしまったりとか、
なんせ波瀾万丈。
下のYouTube動画は、
まだそれほど有名じゃなかったころのサンダースおじさんが、
What's My Line?っていうアメリカの長寿番組に出演したときのもの。

パネラーがゲストの名前や職業を当てる番組ですから、
いまならおじさんが出てきたとたんに瞬殺で終了ですけど、
当時はまだ面が割れてなかったんですね。
(1963年の映像ですから、
それでももう500店舗くらい大きくなってたころですがね。)
在りし日のサンダースおじさんの映像は、
他にもけっこうYouTubeで見ることができますヨ。

この美味さは悪魔的である


わたしにとってはこれが最後のジャンク。
カップラーメンとか、
インスタント食品全般、
もういっさい食べませんもんね。
酒のアテになる乾き物は別として、
ポテチとかのスナック類も食べなくなりましたなぁ。
ごろごろ寝ころんでビデオ見ながら宅配ピザ取ってビール片手に
‥‥とか、
若いころはそういう怠惰な休日のすごし方もしてましたが、
卒業しましたし。
──食べないほうが気持ちがいいからですね。
いま、
これ書いてる時点でわたしの身体はベスト体重に近く、
いつでもマラソン走れる健康体です。
プチ断食も何度かやってますと、
おなかがすいた感じが別に平気になってきて、
空腹を味方につけることができます。
そうすると、
ただ単に腹が減ったからといってガサガサ食べるようなことはなくなりますし、
だいいちお料理に対して失礼ですからね。
腹が減っては戦ができぬ

むかしの人はよく言ったもんですが、
それは確かにそうかもしれませんけども、
わたしたち、
はしてませんから。
あなただって、
敵と殺しあうような仕事してないでしょ?
コンビニ弁当とか、
レジで行列に並んで買うほどの価値はありませんね。
食わなきゃ腹が減るだけのことですから、
空腹と仲良くしてさえいれば、
別におなかがすいたからといって
それだけの理由で食べなきゃいけないこともないわけで。
マクドナルドとか、
孫子の代まで出入り禁止でええんじゃないですか。
おいしくてたまらないものを、
楽しくてしかたがないタイミング以外で口にするくらいなら、
ひもじい感触をエンジョイさせていただきます。
な、の、で、
ジャンクフードが選択肢から消えていくのは必然の流れ‥‥
な、の、に、
こいつだけはやめられないのです。
(やめる気持ちなんてないのですがな。)
>おいしいものを我慢して健康になるくらいなら、
>いさぎよく病気になってやる!

なんて、
そんなバチあたりなことはさらさら思ってませんが、
毎日食べるわけじゃないですから。
ほんとうに特別な夜の、
ぜいたくなメインディッシュとして、
感謝していただいております。
だからわたしの場合は、
なんぼ食べても健康には障らないのでご心配なく。
さすが、
あれよあれよというまに世界に広まったレシピだけあって、
うまいもんはうまいです。
サンダースおじさんの魂がこもってますから、
胃袋がワシづかみされてしまうんでしょうね。
ゴージャスな外食で、
100倍くらいお金かかることもありますけど、
じゃあ満足度でこのフライドチキンを超えるかというと、
そんなことありませんね。
予算と満足度が比例しないことは、
みなさんもよくおわかりのとおり。
コスパではイワシに匹敵するものがあります。
とてもしあわせな中毒症状と呼べるでしょうが、
特に好きなのはアバラなんです。
ちがいます?
スパイスが染みてない白身の部分はふつうのトリなわけで、
他のレシピでも変わらないわけで。
つまり要するに、
小骨と皮を食いたいがためのケンタッキーなわけで。
お店のレジで
>アバラだけでええねん

ほんとうは言いたいところですが、
そこは節度あるファンですから、
>アバラとサイ、
>多めでお願いしまーす(*^_^*)

と、
下から丁重にドスをきかせる感じで、
アバラ強調気味に発声します。
妻に買いに行かせるより確実に、

アバラ率が上がります。