ハナクリーンS - 鼻炎ケアの必需品

花粉症などのアレルギー性鼻炎に長年苦しめられている人は、つらい症状から自分を守るための「7つ道具」をおもちでしょう。はやらせ太郎もまた29歳で発症してから四半世紀。弱点の「鼻」をケアするための手段をいくつかご紹介。

あれはステロイド注射だった

花粉症のひどい症状を一発で治すということで、
大繁盛していた病院がありました。
患者は流れ作業で次から次、
注射を打たれて帰っていきます。
わたしも年に1回か、
ひどい年は2回、
打ってもらいに行ってました。
錠剤の飲み薬も2週間分は出るのですが、
ほとんど注射だけで治ってしまうので、
薬を飲むのは症状がときどき悪化したときだけ。
残りは用心のためにストックしておきました。
その病院──仮にY医院としましょう──はものすごい評判で、
花粉のシーズンには患者でごったがえしてました。
ひとりひとり診察することもなく、
患者は円陣を組むみたいに先生を取り囲んで、
10人ほどずついっぺんに簡単な説明を聞きます。
>みんな噂は聞いてきてるから、
>もうわかってると思うけど、
>これから打つ注射は‥‥

って感じ。
とにかく打てばすぐ治る
鼻水もくしゃみも、
注射した直後からすぐ止まる。
錠剤もすばらしくよく効きました。
飲んだら30分ほどでスーッと鼻が通る。
こんなに簡単に花粉症を治す評判の病院があるのに、
日本中で花粉症がつらいつらいと騒いでいるのはおかしい気がしました。
ごぞんじないのが気の毒で、
どれだけの人にお勧めしてあげたことか。
親切のつもりでしたが‥‥
──その注射も錠剤も、
ステロイド系だったことをあとで知ることになります。
しばしばネット検索で、
「一発注射療法」みたいな記事が、
引っかかるようになったからです。
ケナコルトか、
またはデポメドロールのどっちからしいんですけども、
病院はちがっても「手口」はそっくりそのまま‥‥。
はじまりは、
いまから25年ほど前、
1990年代の話です。
なんせまだインターネットがありませんから、
何を調べるにも情報がない。
いまでは注射にも薬にも、
説明がつけられてますが、
そんなもんも当時はありません。
インフォームドコンセントっていう言葉すらも、
世間に出まわってなかったと思います。
何を打たれてるか何を飲まされてるか、
ぜんぜんわからなかった時代です。
>こんなによく効く注射なんやから、
>副作用のひとつやふたつ、
>ないわけないやろうな。

って、
危ない予感は注射を打たれた誰もが感じていたとは思うけど、
そんな危ない病院が公然と何年も放置されるはずないと考えるし、
自分より若い子が山のように押しかけてるので、
ヤバい副作用が出たんならニュースになるやろうし‥‥
いやいや、
そんなことよりも何よりも、
つらい症状が忽然と消えてしまうのがありがたかった。
Y医院へのわたしの通院は、
足かけ20年近くに及び、
ステロイド注射は10回を超えています。
副作用については、
はっきり特定できませんので、
ここで触れるのはやめときましょう。
倫理上は問題があったかもしれませんが、
法を犯していたわけでもない以上、
あのつらさから解放してもらったことについてはいまでも感謝してます。

医者はもうアテにしない

ステロイドを止めてから、
ときどき劇症化して仕事もできない事態をどうにかしてほしくて、
何度か病院を変えました。
くしゃみが止まらないくらい、
屁でもないので別にかまいません。
なんせときどき──年に2~3回ですが──、
猛烈に悪化して鼻水もくしゃみも止まらなくなって、
アタマとアゴががんがん痛み、
倒れこむより他にどうすることもできない症状が起こっていたからです。
しかもこれが、
旅行とかホームパーティとかお芝居を観に行くとか、
楽しいイベントのときほどいやらしく好発するという‥‥。
(まさにこれこそがステロイドの後遺症なのかもしれませんが、
わたしにはわかりません。)
>とにかくこの症状が治まったらええんやから、
>ステロイドでもなんでも出しやがれ!

と、
喉まで出かかったことが何回もあります。
医者には、
もっと早く見切りをつけるべきでした。
わかってるんだかわかってないんだか、
とりあえず薬は出してくれるけど気休めにもならない。
話もろくすっぽ聞かないのは、
そもそも治せると思ってないからでしょう。
かっこ悪い話ですけど、
「鼻」が自分最大の弱点になりました。
毎朝、
目覚めるや否やモーニングアタックに襲われて、
日中はもぞもぞする鼻に集中力を殺がれ、
内側の粘膜は乾燥して切れて出血して痛むし、
やがて副鼻腔炎を発症していくという負のスパイラル。
医者はもう頼らないと決めたら、
かえって自分の生活習慣に対する責任感がアップしてよかったと思います。
情報収集はもちろんネットから。
とはいえ、
確かにインターネットのおかげで情報収集は便利になりましたが、
あれ飲めこれ買え調の宣伝が大半で、
つくづく医療は金儲けの道具なのだなと実感させられることの連続。
素人まるだしブログの生々しい体験談のほうが、
よっぽど信憑性が高いことも多々ありますね。
薬を飲むのは好きではありませんが、
症状が悪化すると仕事もできませんから、
まずは薬を選ぶところから。
市販の薬で自分にいちばん合っていたのは
ストナリニ
です。
とにかく速く効くし、
何より強力。
この薬の存在にどんだけ救われたか。
同じ佐藤製薬が出してるシリーズで、
ストナリニ
というのもあります。
まぎらわしいんですが、
「S」「Z」で大ちがいで、
どっちかというと「Z」のほうは予防的な措置。
ひどくなる前に飲んでおくのに向いてます。
突如として起こる劇症型の場合、
来たなと思ったらすぐに「S」飲んで、
30分でも1時間でも横になって休む。
この緊急対処法で、
一日が台無しになる悲劇はなくなりました。
ありがとうサトちゃん=*^-^*=

日常のメンテナンス


からだを冷やすこと

睡眠不足

劇症化の引き金になることもわかりました。
やばい予感は少しでも早くとらえ、
「Z」で前もって抑えるか、
来てしまったら「S」で叩く。
そうならないための、
日常のメンテナンスとして、
欠かせないのが毎日1回の鼻うがいです。
鼻うがい
って、
やってみるまではなんか、
鼻がツーンとなるイメージがあって抵抗を感じてしまいますけども、
それはきっと、
プールで息継ぎに失敗して水を吸いこんでしまったときの痛い記憶があるから
でしょう。
わたしもそう思ってましたけど、
やってみたらぜんぜんそんなことはなかったんです。
「サーレS」っていう顆粒をお湯に溶かして洗浄液をつくるんですが、
これがなかなかなスグレもので、
洗浄液を人間の体液と同じ浸透圧濃度にしてくれるらしく、
たしかにこれ使うとつ~んとしません。
(ごくたまにサーレSを入れ忘れ、
ただのお湯で鼻うがいやっちゃうことがあるんですけども、
そのときはつ~んとなります。)

それに、
鼻から「吸う」んじゃないですからね。
ポンプで鼻に水(お湯)を押しこむんで、
プールで鼻から水を吸ってしまうのとは抜本的にちがうんで、
痛いところを直撃しない。
反対の鼻の穴から出てきたり、
口のほうへまわったり。
慣れてくると気持ちいいんですワ、
これがまた。
ボトルには、
ちょうどいい温度が色でわかる温度計がついていて、
うまいこと考えてあるなあと思いますワ。
熱かったり冷たかったりしたらもうそれだけで、
鼻うがいに対する第一印象が下がってしまいますからナ。
お湯かげんがちょうどいいと、
ほんとうに気持ちいいんで、
もう1年半くらい、
ほとんど欠かさず毎日やってます。
わたしは、
お風呂に入ってるときの1回だけですが、
朝と晩の2回やってる人も多いみたいですね。
これにプラス、
鼻をがっちり守ってくれる心強い味方があと2つ。
ひとつは、
アルガード鼻すっきり洗浄液。
そしてもうひとつは、
鼻しっとりジェル
アレルギーもちの人はだいたい粘膜が弱いもんで、
鼻の内側の乾燥に悩まされている場合が多いんじゃないでしょうか。
特に冬場は裂傷を起こして痛いし、
鼻かんだだけで血が混じることもありますね。
唇にリップクリームつけるのと同じで、
鼻にも保湿が欠かせません。
わたしはどちらも使ってまして、
どちらにも助けられてます。
アルガードで手軽にシュッと一吹きしたあと、
ジェルで効果を長持ちさせるようにしたらいいですよ。
アルガードは鼻の穴の奥のほうまでノズルを入れて吹き付けてもだいじょうぶですが、
ジェルは入り口のあたりにプニっと置くだけにしといたほうがいいです。
はじめから奥のほうに入れると、
粘膜が過敏に反応してよけいくしゃみが出たりしますから要注意。
鼻がムズがゆくて、
つい触ってしまうクセがついてましたが、
ジェルでつねに湿らせるようにしてからはこのクセが直りました。
さ、
いかがでしょうか、
はやらせ太郎の鼻炎対策。
鼻水もくしゃみもなくなりはしませんが、
いまでは苦にならないというか、
気にならない程度にまでおとなしくなってきましたね。
身体をあたためる習慣をもっと増やしていけば、
モーニングアタックもさらに抑えられるでしょう。
あと、
日常の鼻メンテナンスとしてはもうひとつ、
お茶も飲んでるんですが、
これはまたいつか別のページで紹介します。
効果のある対策なら、
じゃんじゃん情報交換してシェアしたいですよね。
では鼻炎族のみなさんお大事に。