だまされるほうがバカなの?詐欺からバカを守るにはこの方法

詐欺の被害にあうのも一度はしかたがないと思います。 が、同じ相手や同じ手口に二度も三度も引っかかるのは、やっぱりバカでしょう。 叱ってやったほうが本人のためですけど、「バカ!」って責めるだけじゃ、事態は変わりません。 じゃ、どうすれば?


すべての詐欺を肯定するわけではないが

詐欺を肯定していると受け取られかねないことを、
これから書きます。
>詐欺は犯罪だ。
>悪だ。
>絶対に許せない!

と、
目くじら立ててるだけじゃ本質が見えないし、
実際、
「振り込め詐欺(オレオレ詐欺)はなぜなくならないのか?」
っていう論議も、
たいてい的を外しているし。
なのでわたしがここで、
詐欺についての本質
を、
エラそうに論じてみたいと思います。
ただしテーマとして本文中で扱うのは、
あくまで詐欺についてです。
お金をだまし取られた人の中には、
犯罪者側とやりとりしているうちに、
>これは何か変だ!

気づくことがありますが、
時すでに遅しで犯人たちのテンションもかなりエスカレートしているために、
恫喝、恐喝に発展するパターンがあります。
そうなるともう暴力といっしょで、
恐怖心を煽って力づくで強奪しているわけなので、
そんなんは全面否定ですから。
もうちょいわかりやすくいうと、
強姦、レイプはダメ。
全面否定。
なんか気持ちよーくエッチなことはするんだけれども、
あとで気がついたらずいぶん高価な貢ぎ物をさせられてた(お金持ち男性の場合)とか、
なんか気持ちよーくエッチなことできそうだな、
っていう期待だけパンパンに膨らまされておきながら、
なんやかんやと絞られるだけ絞られて、
いつのまにかお金とともに女性は消えた(貧乏男性の場合)‥‥
みたいな。
こういうのに対して肯定的に見てみようと。
つまり、
だますとかだまされるとか、
心理トリックでしょ。
だまされて被害にあった方には申し訳ないですけど、
力づくで無理やりやられたんじゃないでしょ?
結婚詐欺だって、
>あの人は詐欺なんかじゃない!
って、
だまされた張本人が最後まで犯人をかばったりしてますよね。
ある意味、
お見事じゃないですか。
特に有能な詐欺であればあるほど、
貧乏人からなけなしの金を巻きあげたりしませんね。
あるところから取る。
お金持ちには大きな財産を管理するだけの見識があってしかるべきなのに、
それが足りてない(=大きな財産をもつ資格がない)ところからかすめていく。
いいんじゃないのって思います。
顧客心理を鮮やかにつかんでいるっていう点で、
相手の手口を学ぶ意味でもね、
少しは見習うところあるんじゃないですかっていう考察であって、
他の犯罪とはいちおうの線引きはしてるつもりなのでおまちがえなく。

正直、あいつらなかなかやると思わないか

優劣の問題に置き換えてみたらどうでしょうね。
仕事もそうなんですが、
できる者とできない者がいる。
お金を稼ぐという課題において、
優秀な者とそうでない者がいる。
だます側がいてだまされる側がいる。
攻める側と守る側では、
圧倒的に守る側が不利になることはわかっています。
しかしどれだけ不利でも、
だまされない人はだまされないので。
ちなみに、
わたしもめったなことではだまされません。
>あのときだけはまんまとやられたわ!
みたいな記憶もありません。
だまされそうになったところを、
すんでのところで気がついて、
お金はちょっとだけ取られたが、
なんとか恥ずかしい思いをせずにすんだというほろ苦い経験はあります。
(いつか別のページで書くことにします。)
まだ10代のころ、
ぼったくりにあった経験もありますが、
そもそも小銭しかもってない年齢だったし、
1万円札を財布に入れないというような知恵もあったので、
出刃包丁をチラつかされて脅されましたけど、
>ええ勉強になりましたワ
程度の出費で済みました。
これは誰でもそうだと思うんですが、
子どものころから通算すると、
ウソついたりウソつかれたりっていう経験は数えきれませんよね。
お金持ちで頭が悪いからよくだまされる
とか、
貧乏で顔もブサいくだからよくイジめられるけどだまされることは少ない
とか、
一定の法則性はあるにしても、
だまし、だまされ、

体験をたくさん積んできているはずです。
お金をだまし取られるってことは、
授業料を払って学んだわけです。
(くりかえしになりますが、
脅し取られることとはテーマが物です。)
なので、
大人になって分別もあるのに、
くりかえしだまされるっていうのは、
やっぱりバカだってことにしたほうが本人のためにもいいわけです。

お金に厳しい経営者がナゼだまされる?

わたしが詐欺に引っかかりにくいとすると、
反対のタイプが引っかかりやすいということになりますね。
商売人って、
日にち毎日リアルにお金と接してます。
増えたり減ったりするお金を神経質に数え、
いくら儲かっただの損しそうだの、
足らなかったらどっかから調達しないといけないし、
頭の中はお金、お金、お金だらけです。
お金にもっとも執着している人種で、
いちばんお金を大事にしているともいえる。
だからわたしは自分が商売するまでは、
何年も会社経営やってる社長が、
ころっと詐欺に引っかかって財産を持っていかれるっていうのが不思議でした。
でも現実には経営者って、
もっとも引っかかりやすいバカの集まりだといっても過言ではないくらい、
身近なところにも被害にあった経験者がごろごろいます。
被害にあった側の社長仲間もごろごろいますが、
だました側の悪徳社長もふつうに知ってます。
なんでこんなことになるか?
だまされやすい人の、
だまされやすいタイミングっていうのは、
甘い話、ウマい話に、
ころっといくメンタルですね。
たとえば弱っているとき、
ワラをもつかむ心境で、
つい甘い話につられることはありますし、
反対に、
うまくいって調子に乗っているときなど、
なんでもうまくいくような気分で発揚してますから、
ウマい話に食いついてしまいます。
だまされにくい人でも、
長い人生、魔が差すっていうことは必ずありますから、
有能な詐欺師はそこを狙ってきます。
商売は浮き沈みが激しいので、
つい昨年まで赤字続きで苦しかったのに、
特需が起こって儲かりすぎて急に節税対策が必要になったり
ってことが日常茶飯です。
安定とはほど遠いので、
お金の出入りが不安定なのにつれて心も不安定になります。
基本的に仕事人間が多くて自分が属する業界以外のことに疎い
っていうのも詐欺に狙われやすい弱点をつくります。
ある分野では右に並ぶほどのない専門家は、
すごい自信家なことが多く、
恥ずかしくて人にものを教わる習慣もありませんから、
専門分野以外のことは逆に何もわからなくなり、
そこを突かれるとわりとあっさり落城してしまうわけです。
ところが詐欺っていうのは、
立証するのがほんとうにたいへんな犯罪です。
ココロの中の問題なので、
>だますつもりはなかった

犯人が供述すれば、
つもりだったかつもりじゃなかったか、
他人が知る術はないわけですから物的証拠が残るはずがない。
警察沙汰にすることさえできず、
犯人がわかってても裁判にもならず、
被害者はおそらく100人単位でいるにちがいないのだが、
その100人、200人がお互いに見ず知らずで、
ヨコのつながりがなければ、
>なんであんな悪いヤツがのうのうと商売を続けられるんかっ!
っていう、
けっきょく泣き寝入りするしかないわけです。

詐欺師のセンスは見習わなければ!?

さきほどからわたし、
自分はだまされないタイプだといってますが、
たとえば、
ほんとうは10万円で手に入るものを、
20万、30万も出して買っているということはあると思います。
>しめしめ
って感じで、
心の中でガッツポーズしてる担当者がもしかしたらいたかもしれません。
いちばん安いルートを探しまわるとか、
割引ポイントをためるとか、
あと1週間でセールが始まるからそれまで待っとくとか、
そういうことほとんどしないので。
こういうの、
本人はだまされたと感じてないので、
これがいちばん最高のバカかもしれませんが、
有能な詐欺師から見習いたいのはこういうセンスなんです。
どうにかしたら別のルートで10万円で手に入るのが常識なものを、
何割増しか、倍増しかで売っておいて、
しかも買った側は気持ちよく満足している。
販売担当者さんの心の中に「しめしめ」っていうささやきがあればあるほど、
いくらかは詐欺に近づきますが、
どこをどうひっくりかえしてもこれは正当な商取引。
というか最高にワンダフルで理想的な商売じゃないですか。
在庫を減らしたいからといって、
8万円に値引きして売ろうとする店員のほうがバカです。
バカですが、
巷の商売人の9割以上が、
このバカな店員と同じくバカです。
ご多分にもれずわたしも大バカで、
8万円に値引きしてもまだ売れないので、
不良在庫にしてしまうか5万円で投げ売りするようなことをやってます。
詐欺に目くじらを立てるということは、
自分の潜在意識の中で、
鮮やかな詐欺的センスに対しても否定的な価値観を育ててしまいますから、
いつまでたってもバカが直らないことになるわけです。
2万円で仕入れた怪しい壺を200万円で売れる霊媒師がいたとしたら、
商売人なら、
やはりそのスキルには一目置いたほうがいいでしょう。

けっきょく、だまされるほうがバカなのか

>だまされるほうがバカだ
なんて
場をわきまえずに言ってますと、
社交上ではヒンシュクを買って友だちが減りますから、
口に出して言わなくていいですが、
自分自身に対しては心にそう銘じておいたほうがいいです。
だまされるよりだます側にまわれ
ってことじゃないですよ!
だまされたってことは、
人生の学びが足りないってことですし、
やっぱりね、
メンタルにどんな事情があるにせよ、
お金は自分の実力に見合った分を、
身の丈に応じて稼ぐもんなんだとわかっておくことなんです。
いっぱいお金がほしかったら、
学んで学んで自分を伸ばしていくしかない。
運がつくっていうことはありますから、
ボロい儲けもたまにはありますが、
それは結果的に自然とめぐってくるものなんで、
狙って取りにいかないほうがいいです。
楽して儲けようという発想が抜けきらないと、
そこに油断が生じてどっかでやられます。
つまり自業自得。
わたしがだまされにくいのは、
独立したときのマインドのベースに、
自分のほんとうの実力を見極めたい
っていうのがあって、
それがいまもたぶんブレてないからです。
がんばってもがんばらなくてもいいけれど、
努力したかしなかったかも含め、
年収が1000万ならそれが自分の実力。
試験の結果が70点だったようなものです。
そりゃ100点は取りたいが、
だからってカンニングしようとしますか?
がんばってがんばって、
貯金が1000万ならそれが自分の実力。
だまされてその半分をドブに捨てたとしても、
残りの500万円が自分の実力。
貯金どころか借金ばかりが1000万でも、
それが自分の実力。
何も誰もせいにもしない、
自己責任100%の国の住人であればいいんです。
甘い話にもウマい話にもハナっから耳を貸さなければ、
詐欺師のみなさんもだましようがないわけで。
しかしわたしの場合、
甘い女性とウマい酒にはコロッと転びますんで、
いまこうして優游自適に生きていられるのは奇跡かもしれないです。
ありがたいです。