百田尚樹は50歳を目前にして小説を書きはじめた

関西人には絶大な人気を博していた故・たかじんさんの名前を汚してしまったために、残念なことになってしまったこの人。 しかしベストセラー作家の強み、どこにもコビ売ることなく言いたい放題の身分はさすが。 共感できるとこ、最低1個ありませんか。

百田尚樹チャンネル(ドワンゴの運営する動画サイト/ご本人のオフィシャルサイトは閉鎖)


嫌いな人もちょっとだけ

百田尚樹のことめっちゃ嫌いな人、
めっちゃ多いと思うんですけど、
ま、
わたしも好きじゃなくなったんで、
「さん」つけずに呼び捨てしますけど、
たかじんさん遺族との「殉愛」騒動さえなければ、
ぜんぜんちがっていたでしょうね、
きっとね。
ベストセラー作家になった強みで、
怖いもの知らずの言いたい放題、
えらいもんじゃないですか。
まちがっててもまちがってなくても、
まわりの誰が傷つこうが腹立てようが関係なしに、
自分の考えてることをハッキリ言えるって、
えらいもんじゃないですか。
これからの時代、
こういうタイプはどんどん排斥されますから、
絶滅危惧人種ですけども。
政治的な思想が嫌いだ人も多いでしょうけど、
わたしはそこはなんとも思わない。
人の勝手なんで。
日本を貶めるようなことは言わないんだし、
小説は売れてるんだし、
「探偵!ナイトスクープ」には笑わせてもらったし、
残念ですね、
たかじんさんとのことだけが。
そのせいで、
小説を読んでいても映画を観ていても、
作品まで汚れたようで、
なんか引っかかってしまいます。
さくらって女に関わったのが運の尽き

思ってますけども。
さ、
前置きが長くなりましたが、
やっぱりこのおっさんすごいでって思うのは、
百田尚樹が小説家になった年齢です。
デビュー作「永遠の0」を書いたのは、
50歳になる直前です。
でも、
最初は売れなくて、
次に書いた「聖夜の贈り物」も売れなくて、
「BOX!」あたりから人気に火がつきだしたのは50すぎ。
>おっさん、
>どんだけスタミナあんねん??
って感じですけど、
ものすごい集中力とスピードなんです。
わたしが最初に読んだのは「海賊とよばれた男」でしたが、
「永遠の0」もこれも、
3か月くらいで一気に書いてしまってるってことが驚きです。
「海賊‥‥」は書き切ってから何度かリライトするので、
けっきょく半年ちょっとかかってるんですけど、
それでもわずか半年です。
人間性はさておき、
仕事ができる男であることはまちがいないですね。

もの書きは情報収集力が命

「永遠の0」
零戦で闘って散った特攻兵の話、
「海賊とよばれた男」は、
出光佐三(出光興産の創業者)という実在する人物の話。
ついでにいうと、
次にわたしが読んだ「風の中のマリア」はスズメバチの話。
その次に読んだのが「モンスター」で、
これは超ブスな女が美容整形しまくりで美女に生まれかわり、
かつて愛した男と再開し想いを遂げようとする話。
わたしは小説なんて書いたことないし、
小説家になりたいと思ったこともないので、
標準がどんなもんなのかよく知りませんが、
テーマを選んだ時点では、
作家はそのことについて何も知らないことも多いわけですね。
書くぞと決めてから調べものが始まる。
実話に基づく話なら言うに及ばず、
時代背景とか史実とか、
知識が足りなければ小説どころではないわけで、
資料集めやら取材やら、
とても根気のいる情報収集です。
どんだけ調べるんですかね?
わたしがこんなどうでもいいブログ記事を書くのにも、
百田尚樹を登場させるっていうだけで、
あれこれ百田尚樹について何時間も調べないといけません。
(会ったこともなければ好きでもないのに、
なんで百田尚樹なのか‥‥と悲しくならなくもない。)
ライティング能力だけでいい小説が書けるわけじゃなし、
何回も現地に出向いて取材もしないといけません。
情報収集力も含めてライティング力なんだ

いえますね。

40歳をすぎてから人生を変える

人生の折り返し地点ってどこかなって、
考えたことないです?
なかったらいま考えてみてください。
人それぞれちがうと思いますけど、
年齢でいうとあなたならいくつかな?
わたしは41歳のとき、
ある事件が折り返しでしたな。
価値観が丸ッポひっくりかえるようなことがあったんですけど、
そういうの、
あってよかったです。
けじめついたし。
だからいまは、
人生の残りの半分をゴールに向かって走ってる感じです。
ところが、
あっというまに50をすぎて、
気になることがでてきました。
せっかくすごい節目があったのに、
そこから何も新しいことを始めてない。
折りかえしすぎて、
なんとなくゴールが近づいてきたってのはわかるし、
それなりに生活に余裕もでてきて、
好きなことできる環境がととのってるのに、
チャレンジしてない。
いやいや、
1年かけて講座に通うとか、資格を取るとか、
そういう小さいチャレンジはいくつかやったけど、
どれもセコい。
百田尚樹のように、
自分の肩書き(職業)を変えてしまうほどの本気チャレンジ
を、
してない。
死ぬ前にこれだけはゼッタイやっときたい!
が、
いまのところ自分の中に見当たらない。
そんなアホな!!!!!!!!
って、
感じなんです。
いつ死ぬかわからない人生、
もう思い残すことがひとつもないっていうのか????
ここに違和感があります。
さすがに大満足の恵まれた人生を、
おもしろおかしく生きてきましたけど、
なんかちょっと恥ずかしくなってきたんです。
この感じ、
実はみなさんの嫌いな百田尚樹が同じことを言ってまして、
100%共鳴してしまったことがあるのでご紹介しましょう。
私は60歳になりました。本当に50年間、おもしろおかしく何も考えずに生きてきた。60にもなると自分が恥ずかしくなるんです。
 私はすばらしい国に生まれ育ったと思っているが、この豊かな国に生まれて、豊かさの上にあぐらをかいて、いろいろ楽しんで、寿命が来たから死にましたとあの世に行ったら、父たちに恥ずかしくて顔向けできない。
 せっかくすばらしい国に生まれ育ったからには何らかの恩返しをして死にたい。大正時代の偉大な彼らのような生き方はできないが、何か少しでも社会に役に立つ仕事をしていきたい。
 このすばらしい日本に豊かさを上乗せしたい。もし、できないのなら残したまま次の若い世代に譲り渡していきたいと、最近はそういうことを思いながら生きています。2016年3月1日「産経WEST」より

ここ、
いっしょなんですよね。
すばらしい国に生まれて育ちました。
わたしはまだ50代の半ばですけど、
早くも恥ずかしい気持ちになってます。
日本に感謝。