■会場は立ち見がでるほどの大盛況ぶり
大阪にて、ウェブ業界に身をおく人間なら誰しも身を乗り出して参加したくなる熱いイベントが開催されました。タイトルは「オープンソースCMS徹底比較大勉強会」。はやらせ太郎が常任理事を務める関西デジタルコンテンツ事業協同組合(カンデジ)が企画したイベントです。
「CMS」って何の略か、もうご存知ですよね?ウェブ関係のお仕事をされている方だったら“知らないとモグリ”になるくらい重要なキーワードです。ここ1~2年でかなり脚光を浴びるようになったので何度も耳にされたことがあるんじゃないでしょうか。
HTMLの知識がない素人さんでも、ワープロ感覚でホームページ内の文章や画像なんかを簡単に追加したり、編集したりするシステムの総称です。コンテンツを管理するシステム(=Content Management System)でCMSですね。皆さんよくご存知のミクシィやウィキペディアなんかもCMSの一種なんです。
で、このCMSですが、メジャー級なものから、超マイナーなものまで世界中にむちゃくちゃ種類があります。例えば、“WordPress”(ワードプレス)なんかは、以前から、はやるよ本舗がお客さまに推奨しているCMSでして、現在では世界で一番普及しているようです。日本国内ではいまだに“Movable Type”(ムーバブルタイプ)のほうがシェアが高かったりします。以上の2つはブログを作るツールとして生まれたものですが、その他に、一般的なウェブサイト構築にターゲットを絞った“Joomla!”(ジュームラ)とか、“MODx”(モドエックス)なんかも最近注目されるようになりました。
こんな感じで世界中にCMSが乱立する昨今、けっきょく一体どれが使いやすいのか?どんな機能が実現できるのか?システムは安定しているのか?‥‥などなど、知りたいことがありすぎます。かといって1種類ずつ使っていって検証‥‥なんてことは不可能‥‥というのが業界人全般の悩みの種。
そんな業界共通の悩みをシェアして「自社にいちばん合ったCMSを見つけよう」というのが今回のセミナーの趣旨。はやらせ太郎が言い出しただけのことはあって人が集まらないはずがありません。申し込み受付開始から数日であっという間に定員オーバーで受付終了。今回、運良く間に合った方、ほんとうにラッキーでした。
■古荘さんにSOY CMSの開発コンセプトなどを伺いました
そんな超人気テーマの勉強会、第1部は今年になって大ブレイクした純国産オープンソースCMS、“SOY CMS”を実際に使いながらの実践形式レクチャーです。講師はSOY CMSを開発した株式会社日本情報化農業研究所代表・古荘貴司さん。つまり要するに、開発者本人が直で使い方を教えてくれるわけ。なんという贅沢な内容なんでしょーか‥‥。“日本情報化農業研究所”ってずいぶん気になる社名ですが、本社は京都なんですねー。
実はここだけの話、今回のセミナー、はやらせ太郎が古荘社長に初めてお会いしたときに、「こいつは天才や~!」と感激して大騒ぎ。「CMSの将来について語り合いたいからすぐに事務所に来い!」と神戸まで呼びつけて、「世にSOYを広めるために盛大にセミナーを開いてやるから講師をやれ!」とエラそうに命令したことが発端で実現してしまったのだとか。古荘社長!数々のご無礼をお許しください!今やSOYさんは大ブレークで、あっちこっちに引っ張りダコだというのに‥‥。
で、肝心のSOY CMSですが、今回のレクチャーを聞いてみて実感したのは、とてもデザイナーフレンドリーなCMSだということ。ちょっと専門的な話になりますが、WordpressにせよMovable Typeにせよ、静的htmlページを一度CMSとして運用するためのコードを埋め込むと、デザイナーレベルでのレイアウトの変更が極端に難しくなります。しかしSOY CMSだと、CMSのコードを埋め込んでも後にレイアウトを変更するときの編集画面で表示が乱れず、とっても編集しやすいんです。この仕様を待っていたウェブデザイナー、多いんじゃないでしょうか。(僕もそうでした。)他にも、管理画面からスタイルシートを直接編集するのも楽だし、お問い合わせフォームを作るプラグインなんかも一通り揃っています。
そんなこんなで、あっという間に終了した90分のレクチャーは、会場を埋め尽くす受講者たちの熱い関心を引きつけっぱなし。質問もじゃんじゃん飛んでました。
■CMSについて意見を交わすカンデジ理事の皆さん
(左下=はやらせ太郎)
続いて第2部は、ディスカッション形式の「主要オープンソースの比較検討会」。
前述した主要CMSであるWordPress、MOTS(Movable Typeのオープンソース版)、Joomla!、MODxの長所・短所をBEEの久保田善文さん(写真右上)がわかりやすく解説してくれ、「こういった案件にはこのCMSが向いている」といった具体的な議論が交わされました。この比較検討会で今後使っていくべきCMSの方向性が見えた方も多かったのではないでしょうか。
ちなみに今回の受講生の中には関西Wordpress界の大家・水野史士さんの姿もありまして、懇親会の席で少しお話をさせていただいたのですが、WordPress関係のイベントにはほとんど参加されているそうです。さすが、情報収集力がちがいますよね。
最後に、今回のイベントの進行をしていただいたスマイルヴィジョンの杉若太郎さん(写真左上)、ほんとうにお疲れさまでした~!


















